厚切りジェイソンが日本人の勘違いを指摘 その2


厚切りジェイソン『日本では「異なる意見=相手嫌い」という勘違いが残念だな』その2
昨日の続き>>
(ア:イエスマンタイプ)がポテンシャルを引き出すための考え方
桜がとうとう咲きましたね!
ピンク色に彩られた景色を見てると、
やっぱり日本はいいな〜!と思いますね。
さて、今日は他人の意見に同調しつつ自分で考えなくなってしまう(ア:イエスマンタイプ)がどうやってポテンシャルを発揮するかを考えてみます。
■ メリット
(ア:イエスマンタイプ)にはどんなベネフィットがあるのでしょう?
なぜ他人の意見にそのまま同調するのでしょう?
ズバリ、自分を守るためですね。
多数意見に同調する、または偉い人や権力者に同調するというのは、
生存のため、社会で受け入れられるため、人間関係を壊さないために、
簡単で手っ取り早い方法です。
異論を主張するとそれを説明しなきゃいけないし、
みんなを説得しなきゃいけないし、
みんなが納得するまでは村八分にされるかもしれない。
そんなリスクは負わずに、
自分の意見を発するのはやめて、
自分が意見を考えるのさえやめて、
とりあえず「はいはい」と言われたことをやっていればいい、
という発想です。
確かに集団の中で生き残ることはできるかもしれない。
しかし、その誰かの意見が間違っていたとしたら、どうなるでしょうか?
自分の意思決定を他の人に任せてしまって良いのでしょうか?
■ デメリット
イエスマンタイプのデメリットはいくつか考えられます。
- ●自分の意見を考えるのをやめてしまう=>発想力、クリエイティブな力が弱まる。
- ●間違った意見に同意してしまう可能性
- ●その意見を支持する理由が論理的に説明できない(「○○さんが言ったから」「みんながそうしてるから」)
- ●意思決定を人任せにする結果、主体性がなくなり、物事がうまくいかないときに人のせいにしてしまう。
■ 根本の原因
イエスマンタイプの根本の原因となっている思考はどんなものでしょう?
掘り下げてみると、いくつか見つかりました。
- ●「言われた通りにやっているのが安全だ」
- ●「自分の気持ちは無視して多数意見に従うのが安全だ」
- ●「権威のある人の意見は尊重しなければならない」
- ●「出る杭は打たれる」
- ●「集団の空気を乱してはいけない」
- ●「仲間はずれ、村八分にされるのが怖い」
どれも先祖代々引き継いでいる「言い伝え」「思い込み」的なもののように思います。
これらはきっと、村社会的な環境で平和を保つためには役に立っていたのでしょう。
しかし、今の時代、これでいいのでしょうか?
今は村社会ではなく個の時代です。
個人でも自分の意見をインターネットで発信すれば、
あっと言う言う間に世界中に伝えることが可能な時代です。
多くの人が自分らしい意見、発想を引き出して、
どんどん個性を発揮していくことで、
集団としての社会も成長していく。
そういう時代に変わってきていますね。
■ イノベーション思考でポテンシャルを引き出すチャンス!
イエスマンタイプの方は、さらにポテンシャルを引き出す大きなチャンスが目の前に転がっています!
- ●自分の意見や個性に意識が向いて、自分が本当は何を考えているのか、何を望んでいるのかが解るようになる。
- ●自分の個性を見つけ、周りに受け入れられ、より貢献できるようになる。
- ●前例や古い慣習から抜け出せない組織に変化を作り出せるようになる。
- ●本音で語れるようになり、建設的なディスカッションができるようになる。
ポテンシャルを引き出すために、次のような思考を取り入れることがオススメです。
「自分の意見、気持ちを表現しても安全だ」
「自分の個性を見つけて表現することで最大の能力を発揮できる」
「人と異なる意見を持っていても安全だ」
「異なる意見を話し合うからこそより良い意見が生まれる」
「意見が違っていても人として信頼しあうことができる」
「新しい考えから新しいチャンスが生まれる」
「リーダーが新しい考えを広げることで集団や組織を成長させていくことができる」
もちろん、これらの思考が自分にとって良いものかどうかを考えて、納得してから取り入れましょうね。そして、実際にこの思考をもとに行動を始めてみましょう!
思考の土台となる部分なので、すぐにポジティブな変化が生まれるはずです。
お楽しみください!
明日は(イ:異論嫌いタイプ)がポテンシャルを引き出すための考え方を紹介します。