遺伝子が大きな影響を持つ幸福度は思考を変化させることで上昇させられる

心理学には人の幸福についての研究があります。
それによると、人間の幸福度というものは50%が遺伝子によって決められているそうです。
残りは10%が環境などの外部要因であり、40%が自分の思考や行動によって規定されると言います。
ということは、思考を変えるだけで今よりもっと幸福を感じることができるということですよね?
幸福を邪魔する考え方
幸福になる思考といっても難しく考える必要はありません。
「他人に対して感謝の気持ちを持つ」「親切に接する」などの小さなことから意識していくだけでいいんです。
それに加えて、幸福度を下げてしまう習慣をやめることができれば、今より確実に幸福を感じることができますよ。
その習慣とは未来や過去のことでくよくよ考えてしまうことです。人は、過去の失敗を頭の中で何回も繰り返していつまでも引きずってしまう傾向があります。
また、まだ訪れてもいない未来のことを不安に思って自信を失くすということもよくありますよね。
なぜこんなふうな考え方をしてしまうかというと、人間の脳は現時点に留まるのが苦手だからです。
現に今起こっていることよりも、過去にたとえば人にイヤなことを言われた記憶があるなら、それを何度も記憶の中で再生してその時の不安や怒りなど不快な感情を再現してしまう癖があります。
未来についても同じことで、要は現実ではなく頭の中だけにしかない妄想に囚われてしまうということですね。
ですので、ネガティブ思考が癖になっている人は、常に悪い方悪い方に考えるという悪循環に陥ってしまうのです。
幸福になるにはこの悪循環を断ち切ることが大切なんですね。
ネガティブの悪循環を断ち切るには
では、どうすればネガティブの悪循環を断ち切ることができるかというと、今の自分をありのままに受け入れることです。過去の失敗も未来の不安もただ自分が頭の中で考えているだけのことだと気づいて、「今そんなふうに考えている自分がいる」とだけ受け入れてください。
そうすれば頭の中の妄想に必要以上に囚われることはなくなります。
もう一つ大切なのが口癖です。ネガティブなことを口にすると、妄想に過ぎないのにそれが真実であるかのように脳が誤解して思考を形成してしまいます。
逆に「幸せだなー」とポジティブなことを口にする癖が付いたら、脳もそのように認識して思考も前向きに変化していきます。
なかなか思っているだけでは難しいですので、毎日少しでもいいので瞑想する習慣を持ちませんか?瞑想で妄想に囚われない練習を積んでいけば、確実に思考はポジティブな方向に変化しますよ。